2025/02/05 15:03

一枚板は、自然の風合いや美しさをそのまま楽しめる家具やインテリアに人気の素材です。
しかし、その魅力を最大限に引き出すには、適切な仕上げ作業が欠かせません。
本記事では、一枚板の仕上げ作業の中でも「穴・ヒビ埋め」や「皮はぎ」といった重要な工程について解説します。

1. 穴・ヒビ埋め:木の欠点を魅力に変える

一枚板には、自然の中で成長する過程でできた節のひび割れや虫食いの穴などがあります。
これをどう処理するかで、板の印象が大きく変わります。
この工程により、使用中の破損リスクを減らし、見た目も美しく仕上がります。

【使用する材料の一例】
・エポキシ樹脂:透明または着色可能で、強度も高く、耐久性に優れています。大きな穴やひび割れを埋める際に使用します。
・ウッドパテ:木材と同じ色合いを作りやすく、仕上がりに温かみが出ます。小さな穴やひび割れを埋める際に使用します。

【穴・ヒビ埋めの手順】
・表面の清掃
板全体をきれいに拭き、ほこりや汚れを除去します。

・穴の処理
穴・ヒビ割れ部分をきれいに削り、緩んでいる部分を取り除きます。

・材料の塗布
エポキシ樹脂やウッドパテで穴やひび割れを埋めます。

・研磨
硬化後、サンドペーパーを使って表面を滑らかに仕上げます。

2.
皮はぎ:自然の形を活かしつつ整える
一枚板には、樹皮がそのまま残っていることがあります。
樹皮は見た目に自然らしさを加える一方で、時間が経つと剥がれたり、虫が住み着くリスクがあります。
そのため、適切な処理が必要です。

皮はぎとは?
木の樹皮を剥がし、滑らかな表面を作る工程です。
樹皮を完全に剥がすか、一部を残すかはデザインや用途に応じて選択します。

【皮はぎの手順】
樹皮の確認
樹皮が剥がれやすい場合は、手で簡単に取り除けます。しっかり付いている場合は工具を使います。

【工具の選択】
スクレーパー:樹皮を効率的に剥がせます。
ノミやカンナ:細かい部分の仕上げに最適です。

【表面の整え】
剥がした部分をサンドペーパーで滑らかに仕上げます。細かい番手の紙を使うと、手触りがよくなります。
木材のささくれや削り残しがあると触った際に怪我の恐れがあるため細心の注意が必要です。

3.
その他の仕上げ工程
節埋めや皮はぎ以外にも、一枚板を仕上げる際には以下の工程があります。

【サンディング(研磨)】
表面を滑らかにし、次の仕上げ工程の準備をします。

【塗装・オイル仕上げ】
木の色味を引き立たせるために、オイルやウレタン塗料を塗布します。

4.
仕上げのポイント
【自然の個性を活かす】
木の節や年輪はそのままでも魅力的です。過剰に削らず、自然の形状を活かした仕上げが人気です。

5.
当社での仕上げ工程
当社ではお客様にお選びいただいた銘木をご希望に沿った形で以下の加工処理を丁寧に行います。

【下地処理(カット、表面仕上げ、穴処理、耳処理)】
お客様のご希望に沿って設置場所用途に合わせたサイズへのカット作業を行います。
次に表面をなめらかにするため研磨します。

ウレタン塗装前の下地処理サンドペーパー240番まで、オイル塗装の際はサンドペーパー600番まで。
節や自然の欠けなどを丁寧に処理をし、必要な穴埋めなどを行います。
一枚板の耳部分や角の処理を行いテーブルとしての下処理を行います。

【塗装(オイル塗装、ウレタン塗装、セラウッド塗装)】
木種、質感などを活かすための塗装を3パターンから選び、下地処理後の一枚板を仕上げていきます。
また、一枚板を着色しての塗装も可能です。ご相談ください。

【レジン加工】
うねりの激しい一枚板や巾が狭い一枚板はレジンを流し込むことで
高級感のあるテーブルに加工することが可能です。
レジンの形、量、カラーなどお好みの加工に対応可能です。ご相談ください。

【脚の選択】
脚の種類をお選びいただきます。オーダーメイドも対応可能です。
当社では、サイズ、塗装、加工方法、脚の部分に至るまで全てフルオーダーでの注文が可能です。

まとめ
一枚板の仕上げ作業は、木の個性を活かしつつ実用性を高める重要な工程です。
穴・ヒビ埋めや皮はぎは、板の魅力を引き出すために欠かせないステップであり、細やかな作業が求められます。

一枚板を最大限に楽しむためにも、丁寧な仕上げ作業を行い、長く愛用できる家具を製作します。